dock.ioは、職歴やスキル・レピュテーション情報・ビジネスネットワークなど、仕事関連の情報に特化した分散型データ取引プラットフォームです。各アプリケーションはこのプロトコルを通じて各ユーザーの情報を他のアプリケーションに共有しトークンで対価を得ることができるが、どのアプリケーションに情報を共有するかは個人が選択できる仕組み。ユーザーが対価を得られるというわけではなく、あくまで高い利便性を提供することで報いるモデルです。

個人の仕事探し、レピュテーションの構築、ネットワークの構築などに便利な中央集権型プラットフォームが普及した結果、大量のデータが特定のプラットフォームに囲われてしまった。そのデータがプラットフォームにとってマネタイズの源泉であるがゆえに開放されないことに問題意識を持ち、分散型のデータ取引のプロトコルを作ったようです。

日本のDatachainもそうですが、このパターンはジャンルごとに分散型のプロトコルがでてきそうですね。これからジャンルごとに乱立するのか、それともどこか一社がマルチジャンルで勝っていくのか。結局やることって情報をセキュアにしてブロックチェーンにのっけて、取引用にERC20準拠のトークン用意して、それ上場させて法定通貨へ交換できるようにして、となるのですよね。

プロダクト進捗

ICO終了済。ICOは2018年2月に実施され、集めた金額は30%の放出で$20 Million、約21億円。つまり時価総額は70億。
プロダクトはα版が公開されていますが、ユーザー情報を登録できるだけで、肝心のアプリケーションとの連携は準備中のようです。

プロダクト概要

職歴やスキル・信用情報・ビジネスネットワークなど、仕事関連の情報に特化した分散型データ取引プラットフォーム。

メインメニュー。Profile/Reviews/Networkが三本柱か。

トークンの分類

投票用途などもありutility tokenといえますが、paymentの要素が強そう。

トークンの用途

dock.ioプロトコルを通じてアプリケーション間でデータの売り買いを行うときの決済に使う他、dock.ioの重要な意思決定における投票機能なども。

トークンによる報酬設計についてはホワイトペーパーに記載があります。よくわからなかったので、モデル図を張っておきます。

データ共有の流れ。

ユーザーが情報取引を許諾する流れ。よくわからない…

シェア等をがんばると稼げる、というのはこの手のプロダクトでは定番ですが、表示が分かりやすかったです。自社トークンでリワード配れると楽ですよね。ICOしてればなおさら。

リワード配布のまとめ。わかりやすい

主なスケジュール

すでにα版の公開がされており、ICOも完了。2018年2Qには既存アプリケーションとの連携がはじまるようです。
以下記事が詳しいです。
https://medium.com/dock-io/our-roadmap-b3c7c6921c8e

ロードマップ図。過去のしかのってないのでmedium記事で最新情報の確認を。

トークンの配分

ICO分は30%で、チームやアドバイザーの報酬分は2年のべスティング条項あり。

トークンの分配について、インセンティブ付与用には30%を確保

主なメンバー

Nick Macario – Co-Founder
連続起業家でexit経験あり。前回はプロフェッショナル向けSNSのbranded.meを運営しており、これはremote.comとしてdock.ioと連携予定になっています。

アプリケーションとの連携画面はまだ動いておらず。ファウンダー運営のremote.comなどが予定に並んでいます

※remote.comドメイン取得に関する記事が興味深かったです
https://www.namepros.com/blog/inside-interview-why-this-company-paid-six-figures-for-remote-com.1013432/

Elina Cadouri – Co-Founder
複数回起業経験があり、マーケットプレイスの運営経験が豊富。前回はOutsource.com。